ははのご近所スナップ帳
2009年
多摩川の植物達(ツユクサ科) 10月


ツユクサ科ツユクサ属

ツユクサ

道ばたや畑や、空き地などどこでも育つ、
見慣れた草花です。
花期は6月〜9月なので、
この時期にはもう盛りをすぎていますが・・・

両性花 雄花
花は両性花と雄花の二種類がつきます。
下に長くのびた雄しべの間にめしべがあるのが両性花、
ないのが雄花です。

苞葉

貝殻のような面白い形の苞葉。
花後この中に種実が出来る。
苞葉の中

果実が出来ている
種子

表面に凹凸のある種子
 


ウスイロツユクサ

通常のツユクサより薄い色のツユクサ。


? 咲くかな ?

つぼみですが、花びらの色素がなく表面もクシャクシャでした。
閉鎖花なのでしょうか?
何かの影響をうけたのでしょうか?
その後どうなったか見届ける時間がなく、残念でした。



マルバツユクサ

いつも行く河原の土手、2メートル×1メートルの範囲に、
こんもり繁っている植物が。
花はどう見てもツユクサなのに・・・葉や株はずいぶん大柄。
堆肥のうえに育って、栄養過多で肥大化したのかと思いましたが、
マルバツユクサでした。
葉が大きく丸く、縁が波打っています。

ツユクサとマルバツユクサ
マルバツユクサは
全体的に大きいが、
花は随分小さい


花は小さく1p程度
閉鎖花

地中に閉鎖花ができる
苞葉
長短の白毛がある。
ツユクサには毛はない。




ツユクサ科ムラサキツユクサ属

ツユクサ
というとよく似た名前のムラサキツユクサ
混同してしまいそうです。
両方とも同じツユクサ科ですが、属が違っています。
よく見かけるムラサキツユクサ属の植物は
花びら3枚が同じ大きさです。
(ツユクサも3枚の花びらがありますが、一枚はごく小さい)

下の3種は自宅の庭やご近所に生育しているものです。
ムラサキツユクサ

北アメリカ原産の帰化植物
観賞用として移入されたものが、
野生化している。
トキワツユクサ
(ノハカタカラクサ)


南米原産の帰化植物で、
昭和初期に渡来したが、
繁殖力が強く野生化している。
ムラサキゴテン

メキシコ原産の常緑性多年草。
全身紫色で、
葉は厚みがあり多肉質。





HPトップへ