ははのご近所スナップ帳
2006年
多摩川の植物(マメ科) 10月

アレチヌスビトハギ



北アメリカ原産の帰化植物。多年草。
ヌスビトハギより花は大きく、
果実はあまりくびれがなく、2〜5の節がある。

夏草の中で、よく目立つあざやかなピンクの花を咲かせており、
多摩川でもここ1〜2年で増えた帰化植物だそうです。
あら、こんな花が咲いていたんだ・・・今年気づいた植物です。

果実はヌスビトハギと同様に、表面に毛が密生しており、
動物や衣服にくっついて運ばれます。

ヌスビトハギの果実→
 

ヌスビトハギより節が多い、
という事は、運ばれる種の数も多い事になるのでしょうか。
花も萩のように華やかで、庭で育ててみたくなる程です。




ツルマメ



つる性の一年草。
色々な物にからまり、自分の茎にもからみつき伸びている。
葉のわきに小さな花を付けている。
大豆はツルマメを改良して、
栽培したものではないかと考えられているそうです。



ク ズ



葛粉がとれるクズ。
秋の七草のクズ。




ニセアカシア



明治初期に渡来し、野生した落葉高木。
5月に“春”の香りの花をさかせてくれます。
以前その花を天ぷらで楽しみました。



ネムノキ



これもマメ科の植物。
秋になり、葉がまばらになると
木に残るさや状の果実が目立ちます。



ナンテンハギ


ヤブカンゾウの葉や他の草をかき分けてみると、
思いの外鮮やかな、たくさんの花をつけています。
図鑑には、花期6〜10月とあるけれど、
多摩川土手では、10月にしか見たことがありません。
少しずつ増えているように思っています。

好きな花なので、種を取って育てようと思い、
多摩川に行くたびに、熟し具合を確認していました。
先日そろそろ収穫できるかな・・・と出かけてみると・・・
土手の草刈りが行われていて、ガッカリ。(昨年もそうだった!)

最近の草刈りでは、刈り取った草は同時に粉砕されるようです。


他に、多摩川で見られるマメ科の植物には、
ムラサキツメクサ、シロツメクサ、コメツブツメクサ
カラスノエンドウ、メドハギ、ヤハズソウ
などがあります




10月22日
踏みしめていた足下をみていると、
ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウ!
春の草はもう成長中!
でもこの後、土手の草刈りでいったんは刈り取られるのでした。




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