ははのご近所スナップ帳
2006年
多摩川散歩 2月


2月7日 今年2回目の積雪








 
 多摩川。
 2月6日夜に雪が積もり、
 翌7日、昼から雨になり、
 まもなく積雪も消えてしましました。
暖かい
わき水のでる場所で
小魚を捕るサギ。

 
1月21日の積雪では、
数日雪が残りました。 
1月の積雪時、
家の周りに
大小の雪だるま。

    2月14日  気温18度まで上がる快晴の一日
オオカマキリの卵嚢

河原の草木は、枯れてしまい、
ちょっと気にして見れば
アシなどの茎に産み付けられた
卵がまるみえ。
カマキリは肉食。
エサとなる虫が
充分いたということです。
河原の生き物の層の厚さの証でしょう。
ハラビロカマキリの卵嚢

オオカマキリの卵より、少し小さく、
模様があり、固い感じです。
この日
子供と15分ほど河原を歩いて、
オオカマキリの卵6個、
ハラビロカマキリの卵1個を
見つけました。
ミノムシ

ミノを作るガの一種のオオミノガは
最近少なくなっているそうです。
原因はオオミノガにのみ寄生する
外来種のオオミノガヤドリバエのためです。
このヤドリバエが木の葉に産んだ卵を、
オオミノガの幼虫が葉と一緒に食べることで
寄生が成立するとのことです。
最近の調査では、
オオミノガヤドリバエに寄生する
ハチやハエの存在も
確認されているそうです。

ナナホシテントウ

この日の暖かさにつられて、
冬眠中のナナホシテントウが数匹、
飛んでいました。
ナミテントウムシは大集団で
越冬しますが、
ナナホシテントウは数匹程の小集団で
越冬するそうです。

オニグルミ
多摩川の河原にのあちこちに
オニグルミの木があります。
上流から実が流れ着いて、
発芽し成長したのでしょう。
図鑑の冬芽、葉痕のページでおなじみの
猿顔(羊顔)のオニグルミの葉痕です。
実際に見たのは初めてかも。
子供も『あっ、図鑑で見たことある!』
と喜んでいました。
でももし、図鑑を見ていなかったら
この顔を見て、
子供はどんな反応をしたかな?
図鑑や本で知っている物に実際に出会うと、うれしいものです。
ただ、子供達には、知識よりまず体感して欲しい。
色々な物に触れると同時に、その場の光や風をも感じて欲しい。
それが言葉や他の物に形を変えて表現されればそれもよいし、
心の中にしまい込まれてしまっても構わない。
色々な体験が重なり、豊かに蓄えられればそれでよいと思います。
言葉や形にすることを急かさないでいようと思います。




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