コガタコガネグモ

担当:nana



コガタコガネグモの親

コガタコガネグモの子供が作った、カクレオビ
カクレオビ

円網の真ん中につけられた特別な白い太糸のことで
色んな呼び名がある。補強糸、飾り糸、ジグザグリボン、カクレオビなど
国により、人により違っているが、わが国ではカクレオビと呼んでいる。
コガネグモ類のコガネグモ、チュウガタコガネグモ、
コガタコガネグモは網の中央にX字に白い糸をつけており、
この裏側にまわってクモが足を2本ずつそろえてのばしていると、
クモの姿がよく見えないのでカクレオビと言う名があたえられたのである。
しかしクモの種類によっては、この形は色々で、
中には姿を隠す用をなさないと思われるものもある。
西洋では古くから、あみを丈夫にするためのものだというので
補強糸と呼ばれてきた。本当の役目は何か、まだ十分、分かっていない。
網を進化の上から調べた人の中にはこの糸は
網の中央にあった住居の名残りであると言っている人もある。
ナガコガネグモは生長するにつれてするにつれてこの形が変わり
最後には縦一列の模様になる。

〜『動物たちの不思議な世界シリーズ クモ』より〜