2018年7月21日 担当:はは

7月 真夏の東高根(森の不思議)


今年は6月29日、関東甲信地方が梅雨明けしたと気象庁の発表がありました。
関東甲信地方が6月に梅雨明けするのは、
統計を取り始めた1951年以降初めて。
昨年より7日、平年より22日早かったとのことです。
さらに7月に入ってから気温が上がり、
この二週間は30度を超える日が続き、
最高気温が35度を超える猛暑日となる日もありました。
今日も非常に暑いため、休憩をとりながらの観察会となりました。


サルスベリ(ミゾハギ科) 
中国南部原産  葉は通常2対互生(コクサギ型葉序)

マメグンバイナズナ 
北アメリカ原産 明治時代に渡来
昨年1株だったのが、今年は群生している 

オニユリ
残念ながら花は終わっていた 鱗茎は食用
種子を作らずムカゴを作る

レンゲショウマ コウヤボウキ    ボタンクサギ
キンポウゲ科 絶滅危惧種 木本では唯一キク科 中国南部原産 
観賞用に栽培されたものが野生化

アジサイ タマアジサイ 

ギボウシ

 ヤブミョウガ(ツユクサ科)  ミョウガ(ショウガ科) 
数枚の葉を互生するが、
各々の葉の節は接近しているので
輪状にみえる。 
葉は2列に互生する。
葉の表面はざらつかない。 


ミズタマソウ(アカバナ科)
  花弁は2個で浅く2裂する。  毛の生えた果実が水玉を思わせる 

ヒヨドリバナ 

オミナエシ
秋の七草の一つ
独特の匂いがある 
花冠は5裂し、
 雄しべは4個。花柱は1個。

アオバハゴロモ
幼虫は 尾の端から蝋物質を分泌し、その粉末を全身にまとう。 
植物の茎にもこの粉末が付着して、綿くずがついたように白くなる、
 成虫

アオバハゴロモ ベッコウハゴロモ  アミガサハゴロモ
アオバハゴロモ科  ハゴロモ科 

ミンミンゼミ ニイニイゼミ  

オオシオカラトンボ シオカラトンボ

森の様相や二次林を観察しました 
サワラの高木が植栽され、
高木層から草本層まで育つ二次林
天然記念物シラカシ林
樹冠が空一面を覆っている


エゴノキにできる虫こぶを
観察しました
エゴノネコアシ エゴノキハヒラタマルフシ  
エゴノネコアシアブラムシ
による虫こぶ

初夏にエゴノキから、
イネ科のアシボソに移動。
秋にアシボソ・コブナグサ等から、
エゴノキにもどるアブラムシ。 
葉の表  葉の裏
エゴタマバエ がつくる虫こぶ




おまけ
観察会でエゴノキの虫こぶを見たので、
観察会後に、以前から気になっていたゾウムシを探してみました。
エゴノキの実
エゴノキの実に産卵痕

エゴヒゲナガゾウムシ(ウシヅラヒゲナガゾウムシ)  
体長約5o   幼虫はチシャノムシと呼ばれ釣り餌に使われる。
メス 顔面だけが白く、複眼はオスのように飛び出してはいない オス 顔面が白く、複眼は斜め上の突起の先にある 
扁平な顔や飛び出した複眼が、とてもユーモラスで愛らしい虫です。


ルリチュウレンジ

オニグモの仲間 オニグモの仲間 ビジョオニグモ アズチグモ

マメコガネ シオヤアブ オオトビサシガメ幼虫 

キマダラカメムシ幼虫


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