9月 花と虫・クモの生活も覗く

2017年9月16日 担当:はは


花と虫

ツリフネソウ・キツリフネ・キンミズヒキ・ツユクサなどが咲き乱れています


公園に入ってすぐの花壇ではキバナコスモスに集まる生き物を観察しました
イチモンジセセリ ヤマトシジミ キタキチョウ

 フジバカマに集まっていた生き物
イチモンジセセリ オオハナアブ キゴシハナアブ

 ツリフネソウに集まる生き物・・・みな忙しく飛び回っていました
ホシホウジャク トラマルハナバチ イチモンジセセリ
マルハナバチは花の奥に潜り込んで蜜を吸い、
その際に花粉を背中につけて他の花に運んで受粉を助ける ポリネーターです

 ツリフネソウキツリフネ
ツリフネソウは花の後方の距が巻いているが、キツリフネは巻かない 



クモの生活を覗く

 オナガグモ
体長2〜3p
松葉に擬態しているも言われる。
枝葉の間に簡単な網を張り、
それを伝って歩いてくる他のクモ
捕らえて食べる。
緑色のものと茶色いものもいる。
木の枝の間に糸を張り、獲物を待つ 指でつつくと足を広げる  

 コクサグモの子育て
子グモは卵嚢からでた後も、その網でしばらく集団を作る。これを「クモのまどい」と いう

 卵のうを抱くイオウイロハシリグモ 食事中のワカバグモ

ジョロウグモ    
上がオスで下がメス メス(20-30mm) オス(6-10mm)

キシノウエトタテグモの巣 クサグモの卵のう
地面に穴を掘って作った巣穴は
蓋で閉まるようにできています。
獲物が通りかかると振動を感じて、
蓋を開けて獲物に襲いかかります。
クサグモの美しい多面体卵のう

ゲジ(ゲジゲジ)
の脱皮殻
足の上から下まで
15p近くありました



その他の生き物

アキノウナギツカミ 
 葉は茎を抱き、茎には下向きの鋭いトゲがあります

タカサブロウ ハシカグサ アサマフウロ

ボントクタデ 
水際に大繁殖しています。長く垂れ下がった花序が特徴。
ヤナギタデに似るが、
葉に辛味がないのでボントク(ボンツク、愚鈍の意)タデ

ホタルガ ビロウドハマキ

 ヤマコウバシにカメムシの卵  ミナミトゲヘリカメムシ
卵を守っていた?のは幼虫(中)   成虫(右)

クサギカメムシ 
幼虫 成虫






おまけ
9月に東高根森林公園で出会った生き物たち

カネタタキ(メス) アオマツムシ(幼虫) シギゾウムシの仲間

ヒメハサミツノカメムシ
オス メス

オオトビサシガメ
オス メス 幼虫

メンガタカスミカメ
体の後ろ1/3が折れたように曲がっている、面白いカメムシです。

アカスジキンカメムシ  
幼虫(約4mm) 幼虫 幼虫から成虫まで美しい虫です

ハリカメムシ ミヤマカメムシ

カメムシ幼虫トリオ  

アゲハモドキ エゴノキタケ
チョウではなくて「ガ」 この綺麗な模様は裏面

ムラサキシジミ
秋の日差しを、穏やかに浴びていました


お尋ね者
これは何?
わかる方、ぜひご連絡ください


3ミリ程の小さな虫、
チョコチョコとかわいい動きをしていました 
 カメムシの幼虫?と思ったのですが、
何枚か撮ったどの画像にも
お尻にピンのようなしっぽがあります
お尋ね者について
数人の方にご連絡を頂きました。
ツヤアオカメムシの若齢幼虫で、おそらく体が小さいので、
口吻が腹端(ふくたん)から出ているでは

とのことでした。

ご連絡を頂きました方々、どうもありがとうございました。(10月30日追記)

ご意見、お気づきの点がありましたらご連絡下さい