6月 梅雨を迎える生き物たち

2014年6月12日 担当:はは

梅雨時の特徴
(1) 雨が降り草木の花や、昆虫は巣や体が濡れる
(2) 昆虫の活動が不活発で受粉の機会が少ない
(3) 日照時間が短い


ー植物の対策ー
  対策1 雨で花が濡れないように水滴をはじく→アジサイ
  対策2 雨で花粉が濡れないように下を向いて咲く→ホタルブクロ
  対策3 一時の日差しも逃がさぬように次々と花を咲かせる(無限花序)→ムラサキシキブ、オカトラノオ、ネズミモチ
  対策4 派手は装飾で虫をひきつける→アジサイ(装飾花)、ドクダミ(ほう)、ハンゲショウ(葉


ガクアジサイ
装飾花が周辺部だけにある

アジサイ
装飾花に隠れるように
本当の花がある

ヤマアジサイ
葉は薄く光沢が無い

ホタルブクロ

ジャコウソウ

キツリフネ

オカトラノオ

クガイソウ

ナンテン

ドクダミ
花弁にみえるのは「ほう」
通常は4枚

ハンゲショウ
葉の白い部分は実は透明で
光が反射して白く見えている
 



ノハナショウブ
日本を代表する
古典園芸植物であるハナショウブの原種

ハエドクソウ
この植物から出る液が
、蛆殺しや殺虫剤に使われているので。


アサザ

アサザの繁殖方法には、
クローン成長と種子繁殖という2つの方法がある。
成長期のアサザは、走出枝をさかんに伸ばすことで展葉面積を広げるが、
同じ遺伝子からなる1個体である。

アサザの遺伝解析の結果、
ほとんどの自生地が1つないし2つのクローンで構成され、
種子を作るために必要な異なる2つの花型が生育するのは霞ヶ浦だけとなっていて、
日本にわずか61個体しか残存していないことがわかったとされる



ギンメッキゴミグモ
ギンメッキゴミグモが網についた水滴をまるめて投げ捨てる様子を観察しました

 ギンメッキゴミグモ・・・網や体についた水滴を丸めてポイッ!(2013年白鳥さん撮影)





コガネムシ

ウズグモの仲間

ナガゴマフカミキリ