12月 樹木ウォッチング

担当:はは

午前中の降水確率90%の予報どおり、
かなりの雨が降っていましたが、
観察会を行いました。



さすがに参加者は総勢5名。
時折説明の声が聞こえない程、雨足が激しくなる事もありましたが、
雨の日にしか見られないものもありました。



樹 幹 流

     
  木の上部にある枝や葉が集まった部分に降った雨は、
その枝や葉を通り地面に降りますが、
その雨の一部は、枝葉を伝って幹に集まり、
幹の決まった場所を伝って流れ落ち、根本の土に入ります。
この幹を伝う雨の流れを樹幹流(じゅかんりゅう)と呼びます。
色が濃く見えるところが、雨水が流れている場所です。

 
この木は 樹幹流の流れる所に、
コケやシダが生えて、緑色に見えています。



雨の日は植物の色が濃く鮮やかで、赤い色が特にきれいに見えました。

     
 ウメモドキ  ヤマハゼ  サンシュユ



タケの仲間です。

タケノコが成長するに連れて竹の皮が次々に落ちていくのがタケ、
竹の皮がいつまでも残っているのがササ。


     
 マダケ

節には二本のラインがある。
(くっきり白く見える線の上に
もう一本線があります)
 モウソウチク

節にくっきりした線が一本


 オカメザサ

「ササ」の名前が付いていますが、
タケの仲間。
名前の由来はオカメの面をつけて
売られたことから。



   
キハダの冬芽

ET似?
もう少し角度を付けたら
見えたかも。
 ウツギ

漢字でかくと「空木」
幹が空洞になっています。



ニレ科の樹木

ムクノキ(ニレ科ムクノキ属)
 木の年齢によって、木肌の様子が違います。
老木になると、樹皮が薄く短冊状に剥がれます。
   
 成長した木  まだ若い木

ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
 
樹皮がウロコ状に剥がれる。