5月 水辺の生きもの

担当:はは

メグスリノキ(カエデ科)

ビジターセンター横にある樹。
実は4〜5pと大型で毛が
密生しています。
昔樹皮を煎じて
洗眼薬としていました。


メグスリノキを見ていると、
そのすぐ側を飛び去る蝶がいました。
その蝶は近くの車の窓ガラスに止まりました。

卵で越冬し、年1回、5-6月頃に出現。
コナラやクヌギの多い雑木林で見られます。
日中は不活発で、夕刻になると
活発に活動します。

アカシジミ



『ゼフィルス』

梅雨のころ年に一度のみ出現する
シジミチョウ科の1群を
ゼフィルスとよびます。



さて、公園の中に入りアジサイの植え込みの道から、水辺を進むと、
キショウブやクサヨシ、そしてその足下にはワスレナグサが生えています。
上流から流れてきてここで生育したもようです。
そうそうオランダガラシ(料理に使われるクレソンです)もありました。

キショウブ、クサヨシ、ワスレナグサ

     オランダガラシ(クレソン)



  ここでは小学生の参加者が
  カワニナも見つけてくれました。

        



なお水辺を歩いていると芝生の上空、みんなの腰あたりに、にブラ〜ンとぶら下がっている物をまたもや発見!
ミノムシ

中にいるのはミノガの幼虫です。
ぶら下がっているところを
撮影したかったのですが、
むずかしくって・・・
紙をあてて撮影。




公園内の高木も花をつけていました。

ヤマボウシ
(ミズキ科)


四枚の白い花弁に見えるのは
総ほう片。
赤い食べられる球形の
集合果をつける。


ベニバナトチノキ
(トチノキ科)


美しい花が咲いていました。



またまた小学生の発見!
かわいいナナフシベビーでした。






下を向いて歩いていると、閉じたチューリップのような物がおちていました。
ひろげると、ユリノキの花です。
見上げると公園内でも目立つ高木に、花がたくさんついていました。
ユリノキ(モクレン科)

葉の形から、
ハンテンボク(半纏)とも
いわれます。




小さい花も落ちています。
これも高木になるイイギリの雄花。
イイギリ(イイギリ科)

葉は大きなハート形です。
イイギリは雌雄異株です。
雌株は秋に真っ赤な実を
つけます。
公園や街路樹としても、
よく植えられて
います。


ヤマグワ         シナノキ ヤブヘビイチゴ


水辺に咲く植物
トキソウ


  ワスレナグサ

この日は他に、シマアメンボ、カルガモ、カワセミ、サワガニなどを観察しました。
解散直後にシュレーゲルアオガエルの声も聞きました。