5月  アメンボ

アメンボの仲間は世界で500種ほどいます。
そのうち日本でみられるのは22種。
そして東高根には3種類のアメンボが棲んでいます。

東高根にいるアメンボ
オオアメンボ シマアメンボ ナミアメンボ
体長25o 体長7o 体長16o
日本で一番大きく、
本州以南に生息する。
池・沼に棲む。
アメンボ科の仲間は
細長い体がふつうだが、
シマアメンボは太っていて、
普通、羽がない。
全国に生息している。
谷川や流れのあるところに棲む。
普通、見かけるのは、これ
日本全国に生息
池や沼に棲む。
東高根では
自然池泉や竹林近くの池
東高根では
ケヤキ広場の小川
東高根では
パークセンター横の池

 3種類のアメンボ、探してみてください。

アメンボはなぜ水に浮かんでいられるか ・・・ アメンボは、足先を水面に接して立っています。この足先には細かい毛が生えていて、そこから油を出して水をはじきます。
長い中足と後ろ足を上手に使って、スイスイ進みます。
アメンボは何を食べているのか ・・・ アメンボは、水面に落ちて、おぼれてしまった虫を食べます。
長い口を差し込んで、体液を吸い取ります。
アメンボにとって水面は、クモの巣のような役目をしています。
「アメンボ」という名はなぜつけられたか ・・・ アメンボを捕まえると、甘い、飴のようなにおいがします。
それで「飴ン坊」とよぶようになり、アメンボとなりました。
アメンボはどこに卵を産むのか ・・・ 水草の茎や、岸のくいなどの水中部分にならべて産みつけます。
アメンボの成長 ・・・ 卵は二週間ほどで孵化。一時間から半日で水面に出ます。その後成虫になって産卵するときまで水中には入りません。アメンボは不完全変態をします。4回脱皮して成虫になります。秋になり気温が下がると、落ち葉の下などで冬越しします。
参考にした本
「アメンボのくらし」
坂水健祐著 
「アメンボ観察事典」
小田英智・中谷憲一著